1-3リストラされそう?兆候と最初にやること、退職勧奨と解雇の違い(第3節/全4節)
第1章の節:1-1 1-2 1-3 1-4
最初の数日でやること
- 記録を始める:いつ・誰が・何を言ったかを、その日のうちに書き留めます。メールや配布された書面は保存します。方法は第7章。
- 会社の規程を確かめる:就業規則、退職金規程、自分の労働条件通知書(雇用契約書)。割増退職金や退職理由の区分を比べる土台になります。
- 家計を1枚にまとめる:毎月の支出、ローンの残高と返済額、教育費の予定、貯蓄。辞めるか残るかを考える前提です(第11章)。
- 話を聞ける人を探す:先に辞めた先輩、社外の相談窓口(第8章)。
最初の数日でやってはいけないこと
- 退職届・退職願を出す:自分から出すと「自己都合」と受け取られるおそれがあります。会社から勧奨を受けたなら、その経緯を記録に残すことが先です。
- 面談の場で書類にサインする:退職合意書や誓約書は、持ち帰って読み、必要なら相談してから判断できます(第9章・第10章)。
- 会社の資料を持ち出す:記録のためでも、社外秘の資料を私物にコピーすると、別の問題(秘密保持義務違反など)を招くことがあります。記録は自分の体験と、自分宛てに渡された書面を中心にします。
- 感情のまま周りに話す・SNSに書く:後の交渉や再就職に響くことがあります。
相談先
- 総合労働相談コーナー(各都道府県労働局・労働基準監督署の中にある無料相談)
- 法テラス(日本司法支援センター)
- 弁護士・社会保険労務士
退職勧奨が違法な強要に当たるか、解雇が有効かといった判断は、個別の事情によって分かれます。この章は一般的な説明で、個別の判断は相談先で確かめてください。
記録この章で記録しておくこと
- 兆候に気づいた日と、その内容(発表・配置転換・評価の変化など)
- 面談の案内が来た日時、名目、案内した人
- 就業規則・退職金規程を確認した日と、確認できた・できなかった箇所