22-1転職前のスキルの棚卸し|経験・技術・求人サイトを使う力(第1節/全4節)
この章の要点
- 棚卸しは「何をしてきたか」ではなく、「次の職場で何ができるか」の形に言い直す作業です。
- スキルは、①どこでも通じる力(持ち運べる力)、②専門の知識・技術、③資格・ツール、に分けて書き出します。
- 求人ポータルサイトは、検索条件の組み方と、求人票の読み方で、見つかる仕事が変わります。
棚卸しの手順
- 職歴を年表にする:会社・部署・役職・期間を並べます。
- 仕事ごとに書き出す:担当した業務、関わった人数、扱った金額・件数、使った道具。
- 成果を数字にする:売上、コスト削減、期間短縮、件数、品質、人数。数字がない仕事は、前後の変化を言葉で書きます(「月末の締め作業を3日から1日に」など)。
- 困難と工夫を書く:何が難しく、どう乗り越えたか。面接で聞かれる材料になります(第24章)。
- 次の職場の言葉に言い直す:社内用語や自社のシステム名を、一般的な言葉に置き換えます。
スキルの3分類
① 持ち運べる力
業界や会社が変わっても通じる力。例:人をまとめる、交渉する、問題を整理して手順を作る、数字を読む、教える。
② 専門の知識・技術(テクニカルスキル)
職種に固有の力。例:経理の決算業務、生産管理、特定の機械の保守、法務、ソフトウェア開発、営業の業界知識。
③ 資格・ツール
資格、語学、使えるソフトウェア(表計算、会計ソフト、業務システム、プログラミング言語など)。「使える」の程度を具体的に書きます(例:「関数とピボットテーブルで月次の集計表を作れる」)。
足りない技術があれば、公的職業訓練(ハロートレーニング)なども選択肢です(第21章)。