16-3退職後の失敗パターン集|投資・起業・ローン・熟年離婚・介護離職(第3節/全6節)
第16章の節:16-1 16-2 16-3 16-4 16-5 16-6
8. 老後資金の枯渇
- 何が起きるか:割増退職金を「大金」と感じて生活水準を下げない。年金を受け取り始めるまでの空白期間を読み違える。医療・介護費が想定を超える。長生きして資金が先に尽きる。
- 退職後の税・保険料を見落とさない:前年の所得にかかる住民税、任意継続や国民健康保険の保険料、国民年金の保険料は、収入がなくなっても続きます(第11章)。
- 年金の繰上げに注意:老齢年金を65歳より早く受け取ると、1か月早めるごとに0.4%減り、その減った額が一生続きます(1962年4月2日以降生まれの場合。60歳から受け取ると24%減)。逆に遅らせると1か月ごとに0.7%増えます。
- 避ける手立て:ねんきん定期便・ねんきんネットで見込み額を確かめる。「毎月の不足額 × 12か月 × 年数」と手元の資金を比べ、いつ尽きるかを計算する(第11章)。
9. 再就職の先延ばしで空白期間が伸びる
- 何が起きるか:「少し休んでから」と考えているうちに、空白期間が長くなり、書類選考で不利になる。気力も落ちる。
- 避ける手立て:休む期間を先に決める。休む間も、職務経歴書の準備など小さな作業は続ける(第25章)。
家庭と健康の型
10. 家族に相談せずに決めて関係が崩れる
- 架空の例:会社から退職勧奨を受けた人が、家族に心配をかけまいと一人で応じ、数か月後に打ち明けた。家族は、家計の見通しを相談されなかったことに強く反発した。
- 避ける手立て:決める前に、家計の数字を見せて話す。言いにくいことほど早めに(話し方の例は第13章)。