第21章40代・50代の転職ルート|求人サイト・紹介・ハローワーク・人脈
この章の要点
- 転職の入り口は一つに絞らず、複数のルートを並行します。
- 年齢が上がるほど、公開の求人だけでは合う仕事が見つかりにくく、人脈や紹介の比重が増す、とよく言われます。
- ハローワークは費用がかからず、失業給付・公的職業訓練と一体で使えます。
主なルートと特徴
| ルート | 特徴 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 求人サイト | 求人の数が多い、自分のペースで探せる | 年齢で応募が通りにくい求人もある。応募数だけ増えて疲れやすい |
| 転職エージェント | 非公開の求人、書類・面接の助言、条件交渉の代行 | 報酬の仕組みから決まりやすい求人に寄りやすい(第17章・第19章) |
| スカウト型のサービス | 経歴を登録すると企業や紹介会社から声がかかる | 声がかかっても、条件は面談で確かめる |
| 知人の紹介(リファラル) | 人柄や実績を知る人の推薦で、書類で落ちにくいと言われる | 紹介者の顔もあるので、辞退のしかたに気を配る |
| ハローワーク | 無料、地元の中小企業の求人が多い、職業訓練や給付と一体 | 求人票の条件は面接で必ず確かめる |
| 元同僚・取引先・業界の人脈 | 自分の実績を知っている相手 | 前の会社の秘密情報は持ち込まない(第8章・第10章) |
| 再就職支援会社 | 元の会社が費用を払う支援 | 支援の中身と期間を確かめる(第18章) |
表の特徴は一般的な傾向です。
人脈の使い方
- 連絡する相手を書き出す:元上司、元同僚、取引先、業界団体、学生時代の友人など。
- 頼み方:「仕事を紹介してほしい」より、「こういう経験を活かせる仕事を探している。心当たりがあれば教えてほしい」と、具体的に伝えます。
- 経歴書を渡せる形にしておく:紹介を頼まれた人が、そのまま先方に渡せるように(第23章)。
- お礼と報告:結果にかかわらず、決まったら報告します。
ハローワークの使い方
- 求職の申し込みと失業給付の手続きを同じ窓口で行います(流れは第12章)。
- 職業相談、応募書類の相談、求人の紹介が受けられます。
- 分野を変えたい場合は、公的職業訓練(ハロートレーニング)も選択肢です。受講料は基本的に無料で、テキスト代は自己負担です。雇用保険を受けられない人向けの求職者支援訓練では、要件を満たせば月10万円の職業訓練受講給付金などを受けながら学べます。
並行のしかた
- 主なルートを2〜3に決め、それぞれに使う時間を週単位で決めます(第25章)。
- 応募の管理表で、どのルートから、どの会社に、いつ応募したかを記録し、重複応募を防ぎます。
相談先
- ハローワーク(職業相談・ハロートレーニング)
この章で記録しておくこと
- 使っているルートと、登録した日
- 人脈で連絡した相手、日付、頼んだこと、返事
- ルートごとの応募数・書類通過数・面接数(どのルートが効いているかを見るため)
この章のチェックリスト
- 使うルートを2〜3に決めた
- ハローワークに求職の申し込みをした
- 人脈で連絡する相手を書き出した
- 紹介用に渡せる経歴書を用意した
- ルートごとの応募の記録をつけている
事実の確認表
| 主張 | 出典 | 確認日 |
|---|---|---|
| ハロートレーニングは受講料基本無料・テキスト代自己負担、求職者支援訓練では要件を満たせば職業訓練受講給付金(月10万円等) | 厚生労働省「ハロートレーニング」https://www.mhlw.go.jp/hellotraining/about /各労働局の案内 | 2026-09-30 |
| 年齢が上がるほど人脈・紹介の比重が増す | 指南記事の一般的な見方(入職経路の年齢別統計は本章では確認できず) | 2026-09-30 |
| ルートごとの特徴 | 指南記事の一般的な整理 | 2026-09-30 |
参考にした記事
- 厚生労働省「ハロートレーニング(公的職業訓練)」https://www.mhlw.go.jp/hellotraining/about(職業訓練の概要)
- 労働新聞社「令和6年 雇用動向調査」https://www.rodo.co.jp/series/205462/(転職の動向)