2-3リストラされる前に今できること|エージェント登録とお金の見直し(第3節/全4節)
3. お金をどこに充てるか
手元のお金や、将来受け取るかもしれない割増退職金を、どこに充てるか。家計相談の解説などでよく紹介される考え方の一例は、次の順番です。
- 生活を守るお金:次の仕事が決まるまでの生活費。失業給付の期間や、転職で収入が下がる可能性(第13章)も考えて、余裕を持たせます。
- 確実に出ていくお金:退職後の住民税、健康保険料、国民年金の保険料、決まっている税金など。
- 高い金利の借金:カードローンやリボ払いなど。金利の高いものから返すと、利息の支払いが減ります。
- 予定している大きな出費:子どもの進学費用、住宅の修繕など、時期と金額が見えているもの(第16章)。
- 住宅ローンの繰上げ返済:返済額は減りますが、手元のお金も減ります。収入が不安定な時期に手元を薄くしすぎないよう、慎重に考えます。
- 増やすためのお金:投資や起業に回すのは、1〜5を確保した後です。退職金をまとめて投資する、起業に使う、といった判断の失敗例は第16章にまとめています。
順番や金額は、家族構成、ローンの状況、年金の見込み、配偶者の収入によって変わります。これは一般的な考え方の例です。自分の場合どうするかは、ファイナンシャルプランナーや、借入先の金融機関、公的な相談窓口で確かめてください。
相談先
- ハローワーク(職業相談・求人の検索)
- 転職エージェント(2〜3社を比べる)
- ファイナンシャルプランナー、借入先の金融機関(家計・ローンの見直し)
この章で記録しておくこと
- 登録した転職エージェント、担当者、面談で聞いた市場の見込み
- 家計の表と、何か月もつかの計算(作った日付入り)
- 見直した固定費と、減った額
- お金を充てる順番と、その理由