リストラされそうになったら読むサイト段階A 兆しに気づいたらチャートに戻る

3-1黒字リストラと赤字リストラの違い|会社の出方と交渉の余地(第1節/全4節)

この章を通して読む(全節を1ページで)

第3章の節:3-1 3-2 3-3 3-4

POINT

この章の要点

数字で見る「黒字リストラ」

東京商工リサーチによると、2025年1〜9月に早期・希望退職の募集が分かった上場企業は34社、募集人数は1万488人でした。このうち直近の決算が黒字だったのは22社(64.7%)で、黒字企業の募集人数は8,018人と全体の76.4%を占めました。

同社の2025年度(2025年4月〜2026年3月)の集計では46社・2万781人で、前年度の約2.5倍になりました。黒字企業は32社(69.5%)、黒字企業の募集人数は1万6,908人で全体の81.3%です。

つまり「会社が儲かっているから自分は大丈夫」とは言えない、というのが近年の特徴です。

黒字リストラと赤字リストラの比較

黒字リストラ 赤字リストラ
目的 事業の組み替え、年齢構成の見直し、成長分野への人の入れ替え 固定費を減らして会社を立て直す、生き残る
よくある形 期間と人数を区切った希望退職の募集、対象年齢の指定(例:50代以上) 希望退職の募集に加え、退職勧奨の強化、最後は整理解雇
割増退職金・再就職支援 手厚くなりやすい 薄くなる、または払えないこともある
会社の急ぎ方 募集期間が決まっていて、その中で決断を迫られやすい 資金繰りによっては急を要する
断ったあと 配置転換や役割の変更が起きることがある(第14章) 会社の状況が悪化すれば、残っても次の削減の対象になりうる

表の「よくある形」以下は、指南記事や報道で一般に言われている傾向です。会社ごとに違います。