13-1リストラで辞めるか残るか|お金・心身・キャリアで比べる(第1節/全4節)
この章の要点
- リストラ退職が正解とは限らず、残るのも楽ではありません。どの道にも茨があります。このサイトは、どちらかに誘導しません。
- 比べる軸は、お金(何か月もつか、生涯でどう変わるか)、心身(どちらが自分を消耗させるか)、キャリア(数年後に何ができるか)の三つです。
- 年齢が上がるほど、転職で賃金が下がる人の割合は増えます。厚生労働省の調査(2024年)では、55〜59歳の転職者のうち賃金が下がった人は36.6%で、上がった人(27.4%)を上回りました。
選べる道
| 道 | 向いていそうな条件 | 主な茨 |
|---|---|---|
| 応じて辞め、転職する | 市場で通じる経験・スキルがある、割増退職金が厚い | 年齢の壁、賃金の低下、活動期間の長期化 |
| 断って残る | 今の会社で続けたい、家計に余裕がない、転職市場での見通しが立たない | 配置転換・降格・仕事の取り上げ、繰り返しの面談、心身の消耗(第14章) |
| 独立・業務委託 | 顧客や仕事の当てがある、収入の波に耐えられる | 収入の不安定さ、社会保険の負担、廃業(第16章) |
| 学び直し・資格 | 分野を変えたい、学ぶ期間の生活費がある | 学んでも仕事に結びつくとは限らない、期間中の収入減 |
| 早期リタイア | 資産と年金で暮らしが成り立つと計算で確かめた | 想定外の出費、暴落、長生き、孤立(第16章) |
表の「向いていそうな条件」「主な茨」は一般的な傾向で、個人差があります。