17-2再就職支援会社と転職エージェントの違い|誰の味方か(第2節/全6節)
第17章の節:17-1 17-2 17-3 17-4 17-5 17-6
儲けの仕組み(2026年9月時点で確かめた数字)
転職エージェント(有料職業紹介)
- 誰が払うか:採用した会社が、紹介会社に手数料を払います(求職者からは取れないのが原則。上の「手数料の決まり」)。
- いくらか:厚生労働省の集計では、2024年度の有料職業紹介の手数料収入は約9,835億円で、常用就職1件あたりの手数料は約103万円でした。
- 手数料率:多くは、採用された人の見込みの年収に対する割合で決まる、とされます。2024年4月からは、紹介会社ごとに職種別の手数料率の実績などを、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で公開する仕組みになりました。
- 返戻金:採用された人が短期間で辞めた場合に、手数料の一部を会社に返す「返戻金制度」を設けている紹介会社が多く、その有無も同サイトで公開されています。
つまり、エージェントの収入は「あなたが採用され、一定期間辞めないこと」で確定します。採用の見込みが高く、年収の高い人ほど、紹介会社にとって大事な顧客になりやすい仕組みです。
再就職支援会社(アウトプレースメント)
- 誰が払うか:リストラをする元の会社が、支援会社に費用を払います。本人の負担は原則ありません。
- 会社への助成:事業の縮小などで離職する社員の再就職を支援会社に委託した会社には、国の「労働移動支援助成金(再就職支援コース)」の仕組みがあります。
- 何で評価されるか:元の会社との契約を果たすこと、そして再就職の実績です。支援会社の実績の数字(再就職率など)は、何を分母にしているかで意味が変わります(第18章)。
料率・手数料・助成の中身は変わることがあります。最新の数字は、人材サービス総合サイトや厚生労働省の案内で、自分で確かめてください。