5-2自分だけは大丈夫?リストラ前に点検したい4つの思い込み(第2節/全4節)
問い2:まわりに「何をやっているかわからない中年」はいないか?——それは自分ではないか?
職場に、何の仕事をしているのか周りからよく分からない中高年の社員がいる、という話はよく聞かれます。問題は、自分もそう見られていないかです。
- 会社から見ると、仕事の中身と成果が見えている人と、そうでない人とでは、人件費に見合うかの判断が変わりやすいとされます(第4章の「経済から考える」)。
- 実際には貢献していても、周りや上司に伝わっていなければ、数字の上では「賃金が高い人」としか映らないことがあります。
点検の問い - 自分の仕事を、社外の人にも分かる言葉で1分で説明できるか - この1年の成果を、数字や具体的な変化で3つ挙げられるか(第22章のスキルの棚卸しが役立ちます) - 上司や同僚は、自分が今何を担当しているかを知っているか - 新しいやり方や道具を、この1年で何か覚えたか
問い3:自分の起業や投資だけは成功すると思い込んでいないか?
- 退職金が入ると、「これを元手に起業すれば」「運用して暮らせば」と考えることがあります。けれども、うまくいった人の話ばかりが目に入りやすく、やめていった人の話は表に出にくいものです。
- 起業の廃業、退職直後の相場の急落、フランチャイズの赤字、退職金を狙った勧誘など、よくある失敗の型は第16章にまとめています。
点検の問い - 失敗した場合に、生活費は何か月もつか(第11章) - 起業なら、開業前に「実際にお金を払ってくれる人」が何人いるか数えたか - 投資なら、1年で2〜3割下がっても暮らしが成り立つか - 「今しかない」「あなただけ」と急かされていないか - 撤退の条件(いくら減ったらやめるか)を書いたか